2歳児の子どもたちが4月から一生懸命お世話をしてきたトマトがついに収穫の日を迎えました


『大きくなあれ!』とトマトに声をかけながら毎日お水をあげていたので、ついに真っ赤に熟れた実をみんなで収穫できることを知った子どもたちは大喜びの様子でした!


収穫したトマトは保育園では生で食べる事ができない事や、育てたトマトの品種がもともと加工用トマトということもあり、今回は『食べる食育』ではなく『一人ひとりがじっくりと観察できる食育』を目指して行いました


まずはトマトってどんなお野菜なのかな?ということを、
いつも給食を作ってくれている調理師さんから教えてもらいました!




そしてトマトを半分にカットして、断面図を見てみることに



すると子どもたちからは、『サンドイッチの絵本と一緒だね!』『◯◯君みた事あるー!』『◯◯ちゃんはじめて見た!』と感想が次々に飛び出てきました


みんなが育てたトマトはどんな匂いがするかな?

『いい匂い!』という子どももいれば、『ちょっとくさい!』という感想の子どももいました!


次はタネを取り出して、指先で触ってみました




『プチプチしてるね!』『なんかゼリーみたい!』など、一人ひとり思った事や感じた事を言いながら手のひらにのせたタネや実を様々な角度から観察していました!



観察用で使ったトマトは観察記録の製作物として、最後にみんなで野菜スタンプにして楽しみました


製作物は玄関に飾りますので、保護者の方はお迎えの際などに是非ご覧ください!



この日の給食メニューの中にたまたまトマトを使った料理が入っていて、昼食を食べているときに2歳児の子どもたちが『トマトだ!』『◯◯君トマト好きー!』『トマトおいしい!』と調理師に伝えている姿が見られました

今回は自分たちで育てたトマトを実際に食べることは出来ませんでしたが、自分たちで育てて、よく観察し、愛着が湧いたトマトを、『好き!』と子どもたちから発信してくれたことが微笑ましく、とても嬉しい瞬間でした



また他の野菜の栽培にも挑戦し、子どもたちと食育を通して観察活動を楽しみたいとおもいます♪

◎絵本紹介◎
今回はトマトにちなんだCiaoの子どもたちが大好きな本の紹介です♪
(読みすぎて、かなり年季の入った絵本の写真になってしまいました


地面に落ちて暑くてひからびそうなトマトさんが、虫やトカゲたちのおかげで冷たい水の中へ入ることができるまでのお話で、「ああ、つめたい。なんてきもちいいんだろう」と最後に言ったときのトマトさんの表情がとても涼しげで気持ちよさそうです。さわやかな気分になれる夏にぴったりの作品です




絵本:トマトさん
作: 田中 清代
出版社: 福音館書店
是非図書館や書店などで見かけた際はご覧になってみてください♪